around Kashiwa Sta.
 in CHIBA, JAPAN
Tonkatsu Hisago


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DINNER 2,000YEN

ざくっとした食感の衣に、ソース要らずの濃厚な脂身のとんかつをいただくことができるお店☺︎


林SPF豚の肩ロースは赤身と脂身が複雑に絡み合う味わい深い一品!


豚肉の荒々しい旨味を楽しむのであれば「パキスタンブラック」をかけて頂いてみるのもお勧めです☺︎




「もう一度食べたい美味しいとんかつ」を思い浮かべて蘇る味わいと言えば、メインの豚肉の味はもちろん、衣の食感や味つけではないでしょうか。


とんかつは衣が油を吸いすぎないように揚げなければいけない反面、時間が短ければ火が通らずその揚げ具合は作り手の方の腕の見せ所。


また、衣のあじつけ、厚さ次第でとんかつの印象は大きく変わります。


そして、こちらのとんかつ瓢さんは豚肉の味わいはさることながら、衣の美味しさも印象的なとんかつをいただけたお店。


お店は柏駅から歩いてすぐ



カウンター席4席、テーブルは2人がけの卓が20席。



今回、注文したのは肩ロースの定食。


値段がさらに上のものでロースカツや特選リブロースカツの定食もありますが、こちらは来店時には売り切れ。


ただ、注文した肩ロースを口にするまでは「ロースカツはもっと美味しいはず、また次の機会にそっちも頂いてみよう...」なんて頂く前から残念な気持ちが勝っていましたが、



肩ロースを一口食べるとそんな思いは何処へやら、その美味しさに骨抜きになってしまいました。


まず、印象的なのがざくっとした食感の衣。


油がしっかりときられていて衣の香り味わいを楽しむことができソースをかけなくても十分豚肉の味が引き立てられ、加えて食感に変化を重ねます。


お肉自体は一切れ、一切れが肉厚なのにしなやか、ぼってりというのが自分の中ではしっくりとくる印象。


肩ロースはよく動かす部位ということもあってか赤身と脂身が複雑にからみあっており、一口一口が異なる味わいになります。


豚肉は脂の美味しさを推す林SPF豚が使用されていることもあって噛むごとに口内に広がるソースのような濃厚さ。


繰り返しますが、何もかけずにそのままでも美味しくいただけそうな完成度。


と言いつつ、卓上にはソースに加えて塩が3種用意されており、こちらもかけていただいてみます。


この日に用意されていたのは「アメリカ合衆国モートンロックソルト」「ボリビアアンデス岩塩」「パキスタンブラック」の3種、全てに味の特徴が書かれていますが、中でも目を引いたのが「パキスタンブラック」でこちらには「硫黄の香りがする岩塩」との味の特徴が。



そもそもあまり硫黄には香りという言葉が伴わず、また食べ物に硫黄の香りをつけようとはなかなか思いつかないでしょう。


ただ、お店の方が意図した食べ方ではないかもしれませんが、「パキスタンブラック」をかけた上にねり辛子をつけていただいてみると、それまでに身を潜めていた豚肉の荒々しい味わいが口の中に広がり、その未知の味わいは夢中になってとんかつの半分近くはこの組み合わせでいただいてしまったほど。


昨今は塩を卓上に準備されているお店が増えて来ましたが、塩で頂くとんかつの味わいをここまで楽しめたお店というのにはあまり覚えがありません。


とんかつ好きの方をも唸らせること間違いなし、肉良し、衣良し、味付け良しの美味しいとんかつがいただけるお店でした☺︎